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ヤミ金問題コラム
取立や督促をウソの理由で正当化しない
2014.09.10
ヤミ金業者は横暴な言葉や脅迫を並べ立てることで債務者の気持ちをめちゃくちゃに振り回します。またときにその恫喝は数時間にもわたることがあるでしょう。
この言葉で恐怖に陥れられると、ある債務者は周囲を駆けずり回って返済のためのお金を工面しようとします。ある債務者は詐欺的行為などに加担することで完済に替えようとします。またある債務者は当所などのヤミ金問題の対策業者に連絡をしようと試みます。
しかし疑心暗鬼に陥った気持ちのまま返済をしたり、詐欺に加わったり、はたまた対策業者に連絡をしてみても「本当にこれで返済が終わるのだろうか」という気持ちは間違いなく残るはずです。
結論から申し上げますと完済には至りません。また何度でも催促が繰り返されます。そのことを薄々気づいているにも関わらず、債務者はとにかく目前の恐怖をなんとかしたいという気持ちに心を席巻されてしまうのです。
この結果、たとえば当所が「ちゃんと委任をしないとこの問題は絶対に終わりませんよ」といっても「でも、委任したらもっとひどくなるんじゃないか」とか「この完済の後、どんな事態になるのだろうか」と妄想ばかりが先立って、結局、委任を躊躇してしまうということも往々にしてあるのです。
「あのヤミ金業者は怖いから」とか「子どもが心配だから」とか「会社に取立が入ったら」とか考えることは、現実にはまだ起こっていない『ウソの言い訳』でしかありません。このようなことを考える自体、もうヤミ金の脅しによって、ヤミ金対策を委任できないような精神状態に陥ってしまっているのです。
ヤミ金対策で大切なことは本当に信用のできるヤミ金対策業者を選ぶこと。幾つか調べてみて信用できる業者だと踏んだのであれば、後は信用してしっかりと委任することが不可欠です。